ZCarnival2006/21-30


Z CraZy in the FISCO Episode 21 bookmark Edit

ピポッ、ピピー、ガガッ



「第1受付です、午前10時になりました、開場します」



~~本部了解、車両入場させてください



~~本部より各班長、入場開始ますので誘導指示お願いします



ガガッ



「1班了解です」

「2班了解しました」

「3班OK」



……etc



色とりどり、カタチ様々、のZたち。

わずかな段差しかない入口ですが、徐行を強いられます。



あちこちで奮闘するスタッフ達に導かれて、
次々とZが整列していきます。

今回は、優先エリア、遠方グループの集団エリアも設定。



ハートにはハートで応えよう、

という想いです。



7時30分にはゲートオープンしていたので、
待機駐車場に、かなりの来場者がいたようです。



「え~、みなさん、

今日は私たちForceの第2回目のイベント

Force Second Anniversary In Fiscoにご来場頂き、

ありがとうございます。最後までお楽しみ下さい」



午前11時、tetsuya.氏の挨拶と同時に、

イベントスタート。



まだ、クルマの近くで談笑している人たちが多い。

ちらほらとした拍手をいただきました。



~~“あのーー、みなさん、拍手が少ねぇと、代表がしょんぼりしています。

今一度、大きな拍手を!“



今度は、もっとたくさんの拍手をいただけました。



~~“ほれ、tetsuya.さん、皆さんの拍手に応えてよ”



「ハイハイ、あー、まいど、どうも♪」(爆)



天気に恵まれて一安心です。
Force晴天伝説の新たなる1ページというわけですね。



マイクを預かり、僭越ながら今日の流れを説明します。



今日は、みなさんZオーナー、Z好き同士の交流の場であること、

そして、ボク達もより多くの方々との出会いをしたいこと、

ショップさんの最新情報や、生で商品を見るチャンスであること、

数多くのデモカーが、これだけ集ることなどほかにないこと、

来年からF1開催をする、FISCOを堪能してほしいこと、

メインコースではレースも実施しているのでみてもらいとのこと。

そして、我々が出演したSPEED-MASTERの車両を展示していること。



説明中にも、ドン平さんのカメラや、雑誌社の取材で撮影される。

ちょいと恥ずかしいが、ちょっと気分良いじゃん。



挨拶の締めとして、ボクから一言。



今日という日を始めに、

みなさんの一層の交友、

Zの輪が広がること、

Zに乗っていてヨカッタと

思ってもらえることが、

Forceスタッフ一同の願いです。



1オーナーから、1つの友情へ……



わずかな人数で始まったForceが、

いま、こんなたくさんのメンバー、

ものすごい数のZオーナーたちに囲まれている。

Z CraZy in the FISCO Episode 22 bookmark Edit

見渡す限りのZ。

色、モディファイ、ナンバーも様々。

大好きなマシンが、これだけ集まるなんてサイコー嬉しいね。



ほんと見ていて飽きないよ。



そして、まったく同様に、いろんなオーナー達。

話しをしていても、ほんっっっとに尽きない。



いままで知り合った人たちもたくさん来てくれている。
そう言う人たちに会えるのも、楽しみなんですよね。



KITA君、MASA君が来場しました。

ということは、Z-Prijectのメンバーさんが到着したようです。

50台ぐらいの大集団で、ツーリング計画を兼ねて来てくれました。



今日は単独で来られたという、FAL西のアダルトkazuさんが、

ボクを見つけて駆け寄ってくれました。

出身がボクと同じ地域なんですよ。

吹田でもその話しで盛り上がりました。

とにかく、見るたびに、いえ、毎月?変化するZ33ですね。

いつまでたっても我々は、ちょい悪?いや、やんちゃおじさんですよね~



先ほど到着したFAL西さん&FAL中さん御一行のエリアにお邪魔する。

GOやんさん先頭に、レッドアマクサさん、Z31貴婦人君、タムタムさん。

ちっぷさんは、売店のおねーちゃんをビビらせながらソフトクリームを買うだろう。

Marsさんは、今日もTバーの上に三脚をたてて写真を撮るはずです。

ぽっきー君は、オフレポのネタ探し中にcoolちゃんと再会を祝っている。

まるよさんは、トトロを着ていない。でもトトロに見える。なぜだ…



そして、そして、ガイ市販…いえ師範。

お約束通りに、春野で披露できなかったLED点滅式Tシャツを着用。

しかし、kazeさんを持ってきてないではないか!?

ん?もしかすると、アナタはガイさんの皮を被ったkazeさんですか?



オプション品のはち君も、置いて来ちゃいましたね。

その代わりに、1年前に差し上げた、ピンクのチャイナ服を持ってきました。

なんでも、破けたから修理依頼だそうです。

1年間着続けたわりに、洗濯してませんな?

次回、吹田に行くときは別の色を持っていきますよ!新品で。



1年半ぶりに見る、GOやん号。お台場以来ですね。

リニューアルしてお披露目パーティーも兼ねてます。

エンジンをオーバーホールしていたのかな?

ワンオフのフロントバンパーがアクセントです。

いつも仲良くご夫婦で参加してくれる♪



アルコール100Lタンク、中京のはいねさんも来てくれました。

浜名湖のZ宿しばわんこ亭で呑んだ夜が忘れられません。

大きなイベントではいつも会うので顔なじみです。

いや、呑み友達に…?(笑)

今日は奥様が来ていないんで、めちゃ残念です。ボクはファンなんですよ



Hideki&Makkirinさんも一緒かな?

今日は、はらすけさんがいないようで残念です。

彼とも、いつでも、どこでも、遭遇するんだよな~

顔を見れないのは寂しいぞ。

浜名湖で一夜を過ごした仲ですからね。



フランクさんは来ているようですね。いつもの握手だ。

お台場でトミーカイラマフラーの取り付け実演をしたので、

今回はノーマル戻し実演をしようか!

んで、来年またトミーカイラに……どう?

「だめです」

あはは、そりゃそうだ。



離れていても、

普段逢えなくても、

こうして笑い逢える仲間は

宝物ですよ。

Z CraZy in the FISCO Episode 23 bookmark Edit

受付から、また無線連絡が入る。



「すんごぉいのが登場しました、ついに来ましたよ」



いよいよだ。



今日のニュースの1つでもある客人。



来場者全員の注目を集め、ド派手な一団が現れる。

会場を横切るようにして、ゆっくりと近づいてくる。

行儀良く一列に綺麗に並んでいる。

だからこそ、余計に迫力が増して見えるのだ。



しかも、じみ研バイナルをはじめとする、アートなボディ。

おそらく、そこいらの一般車は道を開けるだろう。

はっきり言って、あり得ないナンバーのクルマです

(1台だけ、なぜかよく見かけますが)



久留米って、どこだか知ってる?

福岡だよ!九州。



MAGNUMちゃんが帰省したとき、距離を測ったら1260kmだったって。



福岡Zオーナーズクラブ、

Zeusの広報部長TAKAちゃんである。

映画撮影でも来てくれたから、2度目の握手だ。



今回はイベントに合わせて、バイナルを追加。

メカホークに磨きが掛かって、堂々の登場です。

いや~~、2ヶ月ぶり♪ って、それも驚きだ。



彼の友達で、単身でこっちに住んでいる長崎のZ、

Tetsuちゃんも一緒。



Force-Westの核弾頭、蒜山の猛牛Z、JERSEY号だ。

ドライバーにRanさん、助手席にらんちゃん、後部座席にご本尊牛。



Forceのイベントに、このZは欠かせない。

たとえ本人は来れなくとも、かならず義理を果たす男だ。



この男のスピリッツは、Z32の常識を覆したと言ってもイイ。

そして、GT=グランドツーリングというZの価値を表現している。

岡山~東京間の長距離を、なんなんく走りきる。

アメリカンスポーツカーの性能そのものなのです

ある意味で全国のZオーナーに勇気を与えたのではないだろうか。



その後ろに、にこやかな笑顔のオーナーのZ
オレは何度か飛行機で出張しているので、見かけてはいるが、

こちらでは、まずいないと思われる熊本ナンバー。



熊本Zオーナーズクラブ、

Zenithのばり会長だ。



熊本は、九州でも日本海側、対馬海流に面している。

直線距離なら、釜山の方が近いかも知れない。

人なつっこい表情に、思わず引き込まれてしまいそうになる。



次のマシンは、白いボディが異彩を放つ。

クルマの雰囲気以上の“何か”を漂わせるZ。

サテンの黒いシャツに、アイパーがビシッと決まったリーゼント。

鋭くとがった細い顎に、細くて高い鼻。

その上に乗る金縁で角度が付いたサングラス。



Zenithの創始者、

Shu前会長である。



1500km彼方から全てを越えて、今FISCOのアスファルトの上に降り立つ。

我々に会いに、ただそれだけのために。



Force会長、tetsuya.さんが出迎える。

ゴツイ手の男が二人、がっちり握手した。



足が少し不自由と聞いていた。

ここ最近は、体調もあまり思わしくないという。



なのに、自走なんですよ。前日に出発して。



こんな男がほかにいるだろうか。すばらしい友だ。



Forceメンバーが集まり、

歓迎と挨拶の言葉。



Zオーナーというのは、

誇り高き称号だ。



オレ達の胸は熱くなった。

Z CraZy in the FISCO Episode 24 bookmark Edit

それほど遠く離れていなくても、
冬になると逢えなくなる人たちもいる。

FAL日本海の方々である。



撮影の時、新潟から飛んできてくれたマロ次郎さんが、

今日もスキンヘッドで登場する。



あの撮影の時、まったく面識の無かった我々に、
飛び込んできてくれた。



Zカレンダーの推進者で、その名を聞いた人もいるだろう。

あれだけ全国に呼びかけの出来る行動力はすごい。

もう一度チャレンジしてみようよ、実現してみたい。

そうだ来年のイベントで!



かれが、紹介してくれたのが、上越のスター、

LOCO&Fairyさんである。

ファンキーなお二人なのだ。



実は前から名前は何度も見かけていたんですよ。

しかも、掲示板で会話をしたこともあったのね。

実際に逢えると言うことは嬉しいよね。



ジャンボさんや闘魂注入さんも来ているようだ。

八ヶ岳爆走ツーリングのときに初顔合わせをしたんですね。

二人とも、気さくな人で、すぐに仲良くなりましたから。



久々にお会いできたのが、横浜のMATTさんご一家。

最初のきっかけは、一昨年の座間記念庫ツアーでした。

息子さんが、我がアホレイと同じ年で仲良くなったんですね。

お台場にも来てくれた、ホントに仲の良いご家族なんですよ。



神奈川西部からは、カウボーイハットがピッタリ似合う、

金髪にロングヘアー、とにかく目立つお二人、

YUU&AYAさんカップルが来てくれました。



名刺を作ってきてくれたのですね~~

いただいちゃいますね、ありがとう。



この名刺が、これまたイカしてる♪

ワイスピのトレーディングカードみたいなのよ。

んでもって、AYAさんはいつもセクシーな服装で、

ハリウッドの街を歩いているレディみたいなのね。



いつも西海岸の雰囲気を漂わせてくれるカップルは、

まさしくZにジャストフィットだな。

Tバー開けて、AYAさんの金髪が風になびいていたら、

すれ違う男達の視線釘付けマチガイナシだ。



そうそう、ステキなカップルといえば、

千葉の一組を忘れちゃーいけないね。

エリカ&ひろ、のスペシャルコンビも人気者だね。



紫のZはちょいとラグジュアリーにキメていて、

エリカのとっぽくて派手なファッションと合わせると、

東海岸マンハッタン風の感覚に包まれる。



ノリノリでやんちゃな娘、ネコのように気分屋のエリカを、

いつもやさしくフォローするヒロは、

黙って笑って見守っているお兄さんのようなんだ。



お台場に決死の思いで来てくれたりょんちゃんが、
今回も、きっと決死の想いで、来てくれたのね。



1年に1回しか取れないという日曜の休暇を、

ボク達のために使ってくれるなんて、りょんちゃんサイコー♪



いままで、いろんなカタチで

知り合った人たちと、



再会できることが

ボク達の苦労なんて

吹き飛ばしてくれる♪

Z CraZy in the FISCO Episode 25 bookmark Edit

会場中央にズラっと並べられたZの一群。



じつは、2007年公開の映画SPEED-MASTERに

ボク達Forceが大々的に出演しているのです。

Z32に関しては、Forceが全て任されているのですよ。



その出演車両を並べてあるんですね。

準主役、女性ドライバー、リオの乗るピンクのcool号。

そして、リオの仲間役である設定の赤Z32が10台。

劇中、実際に、Forceという名前のチームも出てきます。



cool号を先頭に、リオ軍団の赤いマシン、REDMAN号、KOJ号、JO号、

あっちゃん号、佐倉号、聡号、TODA号、NAO号、(不在の一匹号)



ぽんだり号、まぁ号、skyrik号、スーパーサトシ号、二等兵号、じゅん

ひろぽん号、MAGNUM号、KEN号、ドン平号、tomi号、韋駄天号



本部脇を固める、seiron号、Takayuki号。

じみ研ブースに並んだ、Forceのぶんぶん号、JERSEY号、

じみ研じみー号、Zeus=TAKA号も、遠征してくれました。



CWH-TENの、かずべー号、シルバニア号、Rey

FAINAL-KONNEXIONのデモカー、tetsuya.号も出演してます。



Feelデモカーのかおりん号、

東京オートデモカーのハル号も出演車両です。



映画以外にも、華やかなマシンをForceエリアにならべてあります。

ひで号、バックス号、きゃん号、アイルトン号、CUTTY号、KJ号、tk号、

nabe号、Hei号、NOI号、TAKA_tsp号、な32ぜっと号、Z-CAR号、レッツゴー

Kyo号、kool号、haru_n号、エリカ号、鴨川kazu号、鴨川RYU号、YMT号



今回の撮影に際して、cool号作成に尽力してくれたのが、

じみ研、Tomi-CRAFT、CWH-TENなのです。



そのじみ研は、今日のイベントでじみ研バイナルのニューマシン、

CR-Xデルソルのまぁにゃ号に、なんと実演施工なのだ。



波間に戯れる、イルカのバイナルは、ホントに綺麗です。

まるで、クリスチャン=ラッセンの絵を見ているようです。

イベント開始早々から作業に取りかかり、黙々と続けています。



得意の関西ギャグもなく、マジモードのじみちゃんはかっこいいぞ♪

最高の伴侶、いつも必ず一緒の奥様も、サポートします。



これね、写真やコトバでは伝わらないぐらい大変な作業です。

しかも、実物じゃなきゃ、絶対に解らない素晴らしい仕上がりなの!

クルマのボディという、巨大なキャンバスに、

少しずつ広がっていく風景。



それを彼が0から完全オリジナルでデザインしていく。



coolのパンサー(豹)も、獲物に向かって走り出す瞬間を、

後ろ足を残像のようにぼやかすことで表現しているのだ。



アニマルメカキャラに関しては、

トップアーティストだと断言できる。



じみちゃんの右に出るヤツも、

左から抜くヤツもはいない!



そして、その隣には、cool号のじみ研デザインバイナルの施工担当した、

おちゃめなレディー、しるっちちゃん率いる、Tomi-CRAFT。



こっちの出し物も、じみ研に引けを取らないのだ。



なんと、180SXをフルラッピングで黄色に“全塗装”しちゃう。



カラーカッティングシートのようなラップ材で、くるんじゃうわけよ。

っていっても、複雑な形状のボディを包むのはもの凄いテクニック。

突起部分や、境目の縁の部分の処理は、さすがプロ!って感じ。

このラッピングという手法は、気軽に色替えできることが魅力。

競技用車両やデモカーなど、毎回雰囲気を変えるのに最適だな。



このトミークラフトさんは、施工以外にもデザインもやっていて、

スタンダードデザインのバイナルシートをお手頃価格で販売している。



こういうシーンはなかなか見られないからどちらのブースも、

かなりの人だかり。



刻一刻とクルマが変化していくのを目の当たりにすると、

欲しくなっちゃいますね。



バイナルに興味がある人なら前述の、

じみ研、トミークラフトのHPを覗いてみよう。

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今、Forceのマシンを次々に仕上げているのが、

天野欽ちゃん率いる、CarWearHouse?-TENである。



板金屋さんとか、ボディーショップなんてコトバで、
一括りにして欲しくないいんだな~。

タダモノではないスタッフたちなんだよ。



色に魅せられた男、

カラーリングマジシャン=シンヤ君



こいつぁ、愛車のエスティマがVIP系のコンクールで、
ゴールドメダルを総なめにしているが、すべて自分のアイデアだ。

カラー、仕上げ、エアロのデザインなど。

コーディネイトをイマジネーションする天才といえる。

“真”ステッカーを見たら、彼の色のクルマだぜ。



おそらく、FRPでなんでも作ってしまうだろう。

ヤナイ君は、樹脂を操らせたらピカイチなのだ。



この世に無いカタチの部品は、作る。

繊細に大胆に形を整えていく彼は、
その若さでは信じられない技術なのね。

嬉しそうに作業していく人なつっこい笑顔は、とても魅力的だよ。



そして、ガレージを構えるドン、欽ちゃん。

本人も、車の改造が大好きという、ドライバーでもある。



“こんなクルマにしたい!”という相談をすると、
とにかく熱心に聞いてくれるし、真剣に応えてくれる。



打ち合わせしながら、色を調合して見せてくれたり、
端材にテスト塗りして、雰囲気を確かめさせてくれたり…

限られた予算の仲で、決められたカタチのマシン。

そこに、オーナーの趣向をピッタリと捉えて
アイデアを何通りも出してくれる。

一度、作業に取りかかったら決して妥協を許さない。



造形美に対する情熱は、圧倒されるよ。

社外品のダクトフェンダーだと、フィッティングが合わない。

大量生産のFRP部品だと、どうしても仕上がりが気に入らないらしい。

だったら、純正フェンダーにダクト加工そしてしまえ。

凹凸を陰影効果にしてしまう。



昼間の太陽の下で見るときと、

夜の水銀灯の下で見るときに、まるで違うクルマになるんだ。



イベント中は、昼モードのcool号なんだけど、

これが高速道路のトンネルで、横から抜いていくときなんて、

ホントに標的に向かって疾走するパンサーに錯覚する。



KH6同色全塗装のオレのマシンも、めちゃくちゃ美しいパールで、

雨の夜は、ボディがホントの真珠に見間違えるほどだよ(♪♪)



シルバニア号も、オレンジ~金色に変わるんだ。

夕日の色と同じで、一瞬たりとも同じ色の時がないんだ。



kazube号のロッソコルサ=フェラーリレッドも、

なぜあんなに美しいのか知っている人は少ない。

なんといっても、6層塗りなのだ。

どこまで行っても、深紅のボディだからこそ、深い赤なのね。



今も1台、入庫しているが、これもスペシャルカラーです。



Zは年月たっている車体が多いから、劣化が気になるなら、

オレのように同色で塗り重ねもあり、違う色に全塗装もありだね。



そのときに、ちょっと手を加えて他には無いマシンに仕上げるのも楽しい。



しかもZを得意としてくれるので、

安心して任せられる♪



もちろん、今回のイベントは、天以外で作ったマシンも多数ある。

まるで、作品の品評会みたいですね。

Z CraZy in the FISCO Episode 27 bookmark Edit

イベントは、seiron君の司会進行で、

ショップブースでの抽選会を中心に盛り上がりを見せている。



プレゼント商品が多いところ、

数個だけでも、めちゃ高額商品のところ。

いろんなパーツが並べられているぞ!



はっきり言います!

オレ達も、参加したい!



しか~し、seiron君ともにマイクを握ってサブ司会のオレは、

各ショップさんの紹介などで、来場者を集める役目じゃん。



さ~~、みなさん集まって下さいよォ~~!

これは33オーナーにとっては魅力的でしょ、



ねぇ、

……って、



アナタ、tomiちゃんじゃないの。



「え、あはは、やっぱ、ダメ?」



いや、今回のイベントは全員参加型ですから。



適合!OK。ノープロブレム、アイアム、ノバ。



なんでもいいから、盛り上がれ~、



ワッショイ♪



楽しんだモン勝ち~、

もらったモン勝ち~、

早いモン勝ち~



そう、スタッフだって、Zオーナーに変わりない。

みんなを招待しているんじゃないんですよ。

だから、偉いも凄いもクソもない!

Forceメンバーも、全員同じな“参加者”なのだ。



だから、満足した人間が、一番お得なわけよ。

楽しみ方なんて人それぞれ。

自分のスタイルで、今日という日を目一杯遊んじゃえ!



笑って~~~



騒いで~~~



って、



バイクで暴走しているヤツがいる!



天の欽ちゃんが持ってきたデモバイク、

カラフルモンキーが良い音させ、場内を走り回っている?



おもいっきり股をひらいてヤンキー乗り。



しかも、肘が上がった鬼ハン握りだ。



そ・し・て、あの、巨体…



tetsuya.さんでないの!!



コラコラ、何しているの??



だってぇ~、みんなと遊びたいんだも~ん



Reyちゃんは、マイク持ってあちこち回ってるから面白そうだけど、

本部で椅子に座ってるだけなんて、ツマンナ~イ。



あ~の~ね~、 中学生ぢゃないんだから~



つーか、オレもやりたい!



ホントは、自分から来場者の顔を見て回っているのね。

知り合いを見つけては、笑い話に花を咲かせる。



彼流のコミュニケーションなのだ。

(※注…もちろん本人も楽しんでいる…)



~、あのぉ、Forceの会長さんですか?

「ハイ、まいど♪」



~、初めましてtetsuya.さんですよね?

「ちわっ、まいど♪」



~、あ、ボク達○○から来たんですよ

「あ、そうなの、んまいど♪」



誰でも彼でも、

いつでも、



毎度♪ でOKなのだ。

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午後4時、イベントも終わりに近づいた頃、

ついにいままで味方してくれた太陽の女神様も疲れちゃったようだ。

ポツリポツリと滴が落ちてくる。



にわかにざわめく会場。



埃の匂いを漂わせながら、



すこしずつアスファルトの色が黒くなっていく。



オレ達のミュージカルは閉幕を迎えようとしていた。

長かった準備と、駆け回るメンバー達の果てに。



無事に進行していった安堵感でホッとしたような、

みんなとのお別れが近づいて寂しいような、

複雑な気持ちですよ…



いや!

これだけの機材を片づけなきゃーーー



キャァーーーーー!



という気持ちも、いっぱいあったな…



出展ショップさんたちも、一斉にテントを仕舞い始めた。

オープンカーのオーナーさんは、あわててクルマに戻っていく。

ここで、33と32の違いが現れる。



電動手動…… 

便利さか軽さか、どちらも捨てがたいモンね。

実は、リアハッチに突っ込んだTバーを締めるのもタイヘンなのよ!



退出するZ達を誘導するために、

髪の毛を濡らしながら、



ス タ ッ フ 達 が

駆 け 回 る



おい! ○○ちゃん、△△ちゃん、酸性雨が直接頭皮に当たっちゃ



よろしくないんでないかい??



あぁ!じみ研ブースで、まぁにゃ号バイナルが継続中です。

このままでは、大事な作品が!大事なマシンが!!

メインスタンドの屋根下に移動して続投!

なんとか完成してくれるといいですね。



でも、素人のオレ達では手伝えない…ごめんね。



しるっちちゃんのラッピングはギリギリセーフだったのかな?

キャンギャルちゃんも、濡れちゃうからクルマに入ってよ。



代表tetsuya.氏の、閉会の挨拶が終わった頃、

雨脚が少しずつ強まってきて、出口に向かうZが列を作る。



別れの挨拶もそこそこに、来場者さんを送り出す。

次にいつ逢えるか解らないから、ゆっくり顔を見たかったけど、



また必ず逢えるよね、いや、絶対に逢おうぜ。



見えるか解らないけど、精一杯手を振ってみるよ(^^)/

薄暗くなり始めたイベントスクェアは、雨に霞んでいる。

滲むテールランプが作る赤い波に向かって、

オレ達はみな、一人一人が無事に帰れるようにと祈る。

再会の約束を胸に刻みながら。



最後の来場者を送り出し、みんな集まる。

tetsuya.氏のみんなを労うコトバ、そして拍手。

グランドスタンドでスタッフ全員の記念撮影をしよう。



満足感が溢れて、日焼けした顔が赤く光る。



いい顔しているぜ、

Forceメンバーたちよ!



オレは、暗く視界が効かなくなった、目の前のひろい空間を見つめる。



500台のZが残像として浮かび上がってくるよ。



ここにいた、

全ての人々に、

ありがとう。



また来るさ、きっと。

オレ達も、自分のマシンのキーをひねる。



終演のベルが鳴るように、排気音が響き渡る

Z CraZy in the FISCO Episode 29 bookmark Edit

なにごとも、その結果をみんなで話し合い、

次に生かす教訓としなければならない。

省みるということは、とでも重要なのだ。



だから、反省会だ。



忘れないうちにやってしまう方がよい。

となったら、その日に実行だよ。

そういうわけで、山梨大月の河野園さんに宿をとっているのであ~る



疲れたまま帰るわけにも行かないだろう。



みんなで、

風呂に入って、

喰って、

呑んで、

騒いで、



……



あれ?



反省会ぢゃないんだっけ? ( ^_^;)|=



そうだっけ? =|(^o^; )



まーーー、いーじゃん。



お泊まりでないと、呑めないモン。



そうなったら、宴会は、バクハツだぁ~



予約貸し切りなので、気兼ねなくできる。

一生懸命やったから、カラダにもハイオクね♪

こういう交流だって楽しいのだ。



普段それほど話をしない人でも、

こういう場面では、違ったオモロイ部分が見られるのだよ、むふふ。



シュッポ~ン、みんなでビールを注いで回る。



ショワァアアアー、行き渡ったよね?OK?



/( *^o^*)/=c|~~~|



では、大将の挨拶からいきましょうか。



「毎度♪ え~~、というわけで、みなさんホントに頑張ってくれました。

おかげで無事にカーニバル終了です。
全員が力を合わせたからこそ成功しました。

Forceはここまで出来る!
ということをスタッフも来場者も感じてくれたでしょう。

まだまだ前に進みたいと思います。みんなありがとう」



拍手~~



んじゃReyちゃん、乾杯して。



~ほいさ、んじゃ乾杯の音頭といきますか。

ビールの泡が消えちゃうから、
細かいことはどーでもいいです。

来年は、モナコでレースでも開催するか!(行けねぇーよ!)

ここにいない人もいるけど、Forceメンバー全員にありがとう。

Forceと仲間達の前途を祝って、くぁんぱぁーーーい!!」



おーーーー、     ¶(~ v ~)¶



わーーーーー、  \(∂o∂)/



いぇいーーーー   v(^〇^)v



阿鼻叫喚…



初めて呑むんだけど、JOちゃんも、イケる口ですね~~

ハルちゃん、ひろぽんちゃん、MAGちゃん、JOちゃんも合わせて
42年会はアホばっか。

二等兵ちゃんとシルバニアさんとtomiちゃんは笑いっぱなし。

KJさんはまだセーフティーだし、

ドン平さんはいつも酔っぱらっているみたいだし。

seiron君ともーちゃんは、ずっと気をきかせて細かく動き回る。

ぶんちゃんるんちゃんは呑まないのに楽しくつきあってくれるのだ。

レッドは真っ赤な顔で、ホントにレッドマン

じゅんちゃんは歌いたいみたい。

KOJちゃんはネオンがないからいつものペースが出ない??

TZちゃんとりっくんは呑むんだけど同じペースなのよ。

佐倉君やHeiちゃんは、まだ遠慮してるでしょぉーー

韋駄天ちゃんと堕天使君の“DATEN”コンビは、水のように呑むし!

NOIちゃん、なっちゃん、Z-CAR君は静かに聞き役なのだ。

まぁくんとは、もちろんエッチな話しで盛り上がる。

CUTTYちゃん、今日はサックス披露しないの??

となりで、エリカが炸裂でひろがタジタジだ。

やまちゃん止めてくれー。

キャサリンが付きそうkazubeちゃん、
この二人はいつもステキな笑顔なんだ。

今日は天のメンバーも一緒なんですよ。でも呑めないんだって。

奈良のShigeはんが送ってくれた祝い酒の焼酎が大好評で、
あっという間の逆さ瓶。



もう、わやくちゃで夜が更けていく。ホントに楽しい。



そして、



反省会が必要な反省会

になりましたとさ。



ここで一句 …… 



雨音はバカ者どもの夢の跡

Z CraZy in the FISCO Episode 30 bookmark Edit

FISCOを終えて、ふと思ったことがある。



これだけたくさんの人たちに愛されても、

慢心しちゃいけない。



最初の気持ちを忘れずに、

立ち止まらず走り続けよう。



いまからちょうど3年前の秋。

宇都宮のイベントに行こうと、待ち合わせしたのが、

Zオーナーとの最初の出会いだった。



出会った日からの長さが重要なんじゃないんです。

もちろん会った回数で決まるモノでもない。



第1回目の青梅オフ。

スタートはわずかに9台

だいぶ寒くなった初冬の夜だった



ジャンパーのポケットに手を突っ込んで、

白い息を吐きながら、Zを眺めて話しをしていた。



それだけでも楽しかった。



熱いオーナー達の想いで、十分に暖かかったのを覚えている。



顔を見て、目を合わせて、言葉を交わす。



そうだ、いつもこんな風に逢えるチームを作ろう。



心のどこかでシンクロできる、

仲間を集めよう。



Zをきっかけとして、Zを越えたつながりを持てる、

どこにもないオーナーズクラブ。

それを目指して、Forceを興した。



毎月第4土曜に開催した青梅オフ。

初めて来る人に、みんなで積極的に声を掛けた。

相手が笑ってくれるなら、オレ達だって楽しい。



差し出した手を、握り返してくれる人を友と呼んだ。

そんな連中が、少しずつ増えて盛り上がっていったんだ。



一人のZオーナーは点でしかない。

二人が出会うと、そこに線が生まれる。

仲間が加わると、三角形、四角形、……

それが増えていくと、いつか円になるんだ。



どこからでも繋がっていける。

誰の友人であっても、それはみんなのダチ。

それが“輪”なんだね。



オレ達の掌だけじゃ、小さすぎてつまらないよ。

いつでも、そんな出会いのチャンスがあってもいいじゃないか。

だれにだって訪れてもいい。



そんなステージを作ってきたんだ。



演じるのはZ、

踊るのはオーナーたちさ。



無二の親友ができたら最高にうれしいじゃん。

困ったときに集まってくれるヤツらがいるなんて幸せだぜ。

クルマが仕上がったときに、隣で喜んでくれる仲間がいる。

手を真っ黒にして、オイルで汚れた顔を見合わせて笑いあう夜。

Zとメンバーとパーツに囲まれて、缶コーヒーで暖まるガレージ。



金なんかで買えない、最高級の贅沢品。



そんな楽しさを、みんなと分けあいたい。

突っ走ってきたら、たくさんの人が周りにいた。



そしてそれが、いま、FISCOの会場に500台以上のZになった。



もちろん、離れていってしまう人もいるだろう。

オレ達が彼らの心に残らなくても良いんだ。

オレ達が忘れなければそれでいいよ。



そして、Zと過ごした月日が楽しかったと思ってくれたら、オレ達も幸せ。



くたばるまで、

大好きなマシンと

親友とともに

走り続けるんだ。


- END -
ZCarnival2006