ZCarnival2006/11-20


Z CraZy in the FISCO Episode 11 bookmark Edit

Hand Made Carnival 



ホントの自家製。



プロや外部の業者には依頼をしていない。

まるっきり、Forceの自力開催。

すべて内作だ。



スタッフが使う書類関係も、次々にできあがる。

自己紹介用のシートもskyrik君の産物。

“お手を振れないで下さい”日英中韓バージョンはまぁくん。

基本配置図をワタクシReyが。



来場者に受付で配布する、パンフレットプログラムは、
去年に続き、Takayukiちゃんが一人で作った。

お台場のときは600枚すべて配りきった。



今年はなんと!800枚!



デザインから、地図などの転載、文章も考案。

紙を4色にわけて、楽しさと華やかさも表現する。



んで、800枚を一人で印刷したのだ。



誰も真似できないよな。よほど気合いがないと出来ないよ。



そして、当日の会場設営作業を素早くするために、
ハルちゃんが、基本配置図を元に詳細寸法を入力する。



オレが機械CADで作成したデータをDXF変換して渡すと、
彼は建築CADで、細かく測量ポイントを決める。
TZWちゃんやシルバニアさんたちが計測しやすいように。

ほとんど寝ないでの作業となる。
おかげで、彼の毛髪はことごとく離散した(爆)
出展ショップさんが増えると、オレの基本配置図が変わる。
彼は、何度も書き直したという。



Forceのホームページや、その他のZ関係のページで、
情報を入手したショップさんから、問い合わせが舞い込む。

書き込みあり、メールあり、大黒オフなどで直接質問、
あるいは、既に参加表明して頂いている会社のつながりなど…



Zの大御所、セントラルさんにはtetsuyaさんが直接挨拶に!

柳田さんとtetsuyaさんの握手写真があるが、記念すべき対面♪



尾林ファクトリーさんを始めとする、33関係にはtomiちゃんが。

なんと、GTレース会場にまで足を運んで、打ち合わせをしてくれた。



じみ研DNAを継承しているぶんちゃんが、じみぐるま。研究所を担当。

しかも、じみ研ファミリーの案内人まで努めてくれるという。



山梨でサウンドといえばFeelさんで、そうなったらcoolちゃんが適任だ。

何度も足を運んでくれて、質問に答える。クールにフィールってわけ。



やまちゃんが大黒にてDATSUN FREEWAYさんと交渉に当たる。

HKSさんも加わって、彼も相当気を遣ったと思うよ。



Forceメンバー御用達のCarWearHouseTENはkazubeちゃんにキマリ。

って、またZを塗装に出してるし!打ち合わせというより様子見だな。



エスコートさんやWeaberSports?さんはReyがメールで対応。

東京オートさんと懇意にしている会社は、小村さんにお任せでした。



ものすごい参加数と

デモカー台数になりそうだ!



資料整理に、tetsuya.さんが精を出す。

そう、そんな陰に隠れて余り知られていないけど、

実はtetsuya.さんが、メンバーの当日の飲み物を準備してくれたんですよ。

ペットボトルが詰まっている段ボール箱が4箱にもなった。



そうとう重かったはずなのに、
地元のホームセンターで買ってきた。

早朝に集まって準備開始するために、みんなの朝食の手配も抜かりない。

みんなから集金した経費分を管理して支払いに分配する。大変なことなんだ。



他にもたくさんのメンバーが、

数え切れないほどの準備に力を注いだんです。

Z CraZy in the FISCO Episode 12 bookmark Edit

遠足の前の夜は眠れない。



楽しみと緊張が入り交じる、どことなく落ち着かない時間。

夢膨らむ気持ちにちょっとだけ不安が加わるんだ。

たぶん、すっごく真剣に“非日常”が待ち遠しいんだと思う。



そう、マジだからこそ、眠れない。



眠れない……



うん、やはり、ここにも

眠れないオトナ達がいた。



早朝の準備のために、前日から最終調整の目的に乗り込んだ、
10人の、精鋭部隊。



明日は大一番で本番。しかも場所はFISCO。
抜かりがあっちゃーあならねぇぜ。



細かい作業を進めながら、



ちょいと昔話など……



いろんな、話など……



……



って、2時(午前ね★)ですから!



明日は、いえ今日は、4時30分出発ですから!



のこり、150分ですから!



よし、それじゃそろそろ、床に就こうか。



さらに延長戦の数人を残して、部屋を移った。



移った先の部屋、それは、別名、



“消音器測定試験室”  



いえ  



“排気音体験室” だった。



Forceメンバー、たくさんいれども、
同じマフラーを装着している人はぞれほどいない。

みんな各自、個性的にモディファイしていて、
様々なメーカーのモノを使用している。



まっっったく、同様に、



睡眠音(平たく言うと、い・び・き♪)も、

独自性バツグン!



 ……… 



規制内dbかどうかは不問だが、
音量も音階もオリジナリティがある。



しかも複数いるので、音声多重のステレオ放送だ。



さながらモーツァルトの交響曲のようである。



いや、リズムがバラバラで、ワルツありパンクロックありだ。



定期的にウェイストゲート(直訳で独り言)を開く人もいて、

聞いていると結構オモシロイ。



まー安眠は早いモン勝ちなので、
音量をとやかく言っても無駄ね。



オレ自身がどうなっているのかは、本人では計測不能なので、
あえてココデは不問とする…ネ♪
(自分のクルマを運転中は自分の排気音がわからないのと同じだ)



さて、オレもどうやら寝てしまったようだ。

最後に寝たので、罪はないはずだ。

ノークレームである。



午前4時、予定通りの時間に起床。
辺りはまだ暗い。日の出までには少し時間がある。



延長組は、どうやらずっとアイドリングをしていたようだ。
熱いお茶を飲むと、一息ついて目が覚める。



って、いつまで寝ている!二等兵ちゃん!?



出発の10分前に、突如ムクッと起き上がる。

さすが軍人、その瞬間から敵を警戒するがごとく、
カンペキに活動体制である。

(※注…彼は目が細いので、開いているか閉じているかは不明)



かずべちゃんとキャサリンも加わり、
朝食の配達も到着して、荷物の積み込み開始。



キャサリンは細腕ながら、恐ろしくパワフルである。



定刻の4時45分、

第1合流地点谷村PAに向けて、

一行は出発した。

Z CraZy in the FISCO Episode 13 bookmark Edit

心配していた雨は訪れていない。

中央道河口湖線の路面はドライだ。

涼しい朝は、まことに快適である。



谷村PAで、山梨組と東京多摩組と合体。

いつもならバカ話でのプチオフ状態になるが、今日はちょっとマジだ。

ここからは、20台以上のツーリングになる。



ミルクを掛けたような、白い朝靄に包まれた山間を走る。

富士山はまだ顔を出していない。

同時刻、横浜組と埼玉組も東名高速を西に進路を取っている。

東京南部組も、我々のすぐ後ろを追いかけているとのこと。

千葉組も海老名を出発する頃だろう。



Forceメンバー達が、同じ目的地、

FISCOに向かって走っている。



そして、同じ到達点、

イベントの成功に向かって驀進しているのだ。



東名側の総司令REDMANに電話すると、
あと5分ぐらいで到着という。一番乗りだな。



そこへ、きいろちゃんから電話が入る。

「ねぇーねぇーReyさん、いま、ドコ?」
樹海を彷徨っております(笑)

「マジぃー?こっちはファミレスで
ZINさん&ながしょんさんとモーニングコーヒー♪」
   いいなーー、天気はどう?

「大丈夫みたい。眠いぃーー。
あ、忘れ物持ってきたよ、運賃は早朝割り増しね☆」
   了解(汗、さんきゅ、んじゃ後でね~~



須走で有料道路を離脱すると、
先頭のシルバニアさんが気持ちいいペースで走る。



途中の峠も気持ちよく……

ん~~、ノリノリペースですね。



森の中の道路を覆う木立が切れて、突然視界が開けた。



赤い屋根のゲート

FUJI SPEEDWAYの文字。



5時50分。
すでに、到着しているメンバーも20台近くいる。

そして、6時ジャストにラストのメンバーも合流し、全員揃った。



総勢51名、

本日のカーニバルを仕切る

ホスト達である。



みんな、一様に顔が引き締まっている。

緊張もあるが、やる気の闘志がみなぎっている。

誰も眠そうな顔をしていない、目が輝いている。

これが、Forceである。



全員を集めてtetsuya.さんから挨拶と、かけ声、
そしてチケット配布。

オレの方から資料と詳細の指示を各班長に伝達。



各班毎にミーティングで分担内容を確認しスタッフ全員に指示してもらう。



6時30分
警備室に挨拶に行きスタッフ専用入場チケットを渡す。



シグナルブルーの第1入路から、
Zの大群が1列になって入場だ。



誰もいないFISCOの先頭を走るのはサイコーに気持ちが良い。

バックミラーには、色とりどりのZの帯。



第1コーナーの外側を、トレースしながら伸びていく通路。

曲がりきると、グランドスタンド裏のストレートだ。

その突き当たりに、隅々まで形状を把握している場所が見える。



ここだ。



シケインのようなクランクコーナーを走ると、
目の前に広がる8000坪の空間。



今日の舞台である、イベントスクェア。

自然に胸が高鳴る。

ついに来たのだ。



よし、入るぞ! 



入る……



入れマセン!

ポールが立ってますがな。



果てしなく続くZで、後続はすべて渋滞。

ま、これも素晴らしい眺めですけどね。



記録員のドン平さんが早速ファインダーに納める。



手前側が開いてるじゃん!

まるで決壊した堤防のように、次々にZが雪崩れ込む。



クルマを寄せて並べ、みんなで敷地を眺めてみた。



この広さを埋め尽くす

Z達を想像すると、



自然に興奮してくるのだ。

Z CraZy in the FISCO Episode 14 bookmark Edit

「では準備開始!!」



tetsuya.さんの号令で、全員が飛び散る。

ここから先は、本部の細かい指示はいらない。



トランシーバーを配られた各班長が連絡を取り合っている。
配置図を見ながら全スタッフが、効率的に作業を開始する。



まずは1時間以内にショップエリアを完成させなければならない。
7時30分にはショップ入場&店舗設営開始なのだ。



その後2時間で各ブースを完成させる段取りなので、
遅れは許されない。



はっきり言って、かなりキビシイ時間の制約だ、苦しいと思う。



台形型の変則的な敷地外周部に沿うように区画がならぶ。

基準点が取りづらく、最初がずれると、以降すべて崩れる。

しかも、ショップ毎にデモカーの台数が違うため、
エリア寸法が様々となる、難しい作業が続く。



そんなの最初っから承知だよ!

って感じで、
みんな自信満々な顔で取り組んでいる、
頼もしいではないか!



ぶんちゃんが仕事で使っている超長尺のメジャーが威力を発揮する。

最短で7.5m、最長では20mを越える区画がある。

まるで造成地の宅地分譲みたいな建築作業である。



そうなると、ぶんちゃんは専門分野で、
サイコーに頼りがいがある。



しかも、設計技師のシルバニア班長が
配置図から基準点を判断し



おなじく技術系のTakayuki班長が、
そのポイントを的確に指示。



広い面積を見通す能力に長けるRED班長が
計測後の直線や直角を目視確認。



大声で指示が飛び交う中、てきぱきと各自が動き回る。
メジャーを押さえたり、基準点テープを貼ったりと、
立ち止まっている人間は誰もいない。



1時間3分後、

7時33分、

最後の一区画にテープが貼られた。



完成!完了!!



Takayuki班長のかけ声が響き渡る。
同時に、ショップ設営陣が全員集まって拍手!
お互いに肩をたたき合ったり握手したり!



不可能かも知れないと思われた最大の難関作業。

でもね、そんなの取り越し苦労だったのですよ。



抱き合う彼らを見て、

オレは思わず目頭が熱くなったね。



感動とともに、

彼らが仲間であることを

誇りに思ったよ。



“ショップエリア終了、おめでとう時間通りです、お疲れ様!”



拡声器で伝えると、その他の班からも拍手とどよめきが上がる。

振り返るとtetsuya.さんも、満足そうにうなずいている。



まるで時間との闘いを楽しむように、進めていたのですよ。

なぜなら、班長間の段取りと、スタッフ各自の高い才能の賜だった。

何よりも、厚い信頼関係が、
“オレ達ならできる”という確信につながった。



21ブロックですよ!



湾曲部あり、台形の斜辺部ありの地形を、ですよ。



東ゲート前で、入場説明に当たるKool班長から連絡が入る。



ピー、ガガッ



「こちらゲート前、7時30分回りました、
ショップさんがだいぶ集まっています、
入場可能ですか、本部、指示をお願いします、どーぞ」



サングラスを掛けたtetsuya.さんが、
ニヤっと笑ってトランシーバーを握った。



ピー、ガガッ



「え~~、こちら本部、こちら本部、
ショップエリア、かんっっぺきです。
準備万端ですので、ショップさんじゃんじゃん入場させて下さい、どーぞ」



しばらくすると、ローダーに乗せられたレース用車両や、



自走してきたド派手なデモカーが、続々とやってきた。



できたての区画に、1台ずつ丁寧に並べ始める。



これで、一気にイベントの雰囲気が
漂い始めたのである

Z CraZy in the FISCO Episode 15 bookmark Edit

戦国時代なら、本陣、または旗本である。

家紋の幟を立てて、場所と勢力を誇示する。

大将が控え、戦場の最も奥に構えられた本部のことだ。



今まさに、その本部のテントが立てられようとしている。

会場全体を見渡せる角地に、
本日の決意を示すかのように、ビシッと柱が起き上げられた。



陣形を整えるために、士気を奮わせるために、
本部とは何をするにしても、拠り所なのである。
これができあがらないと、戦は始められないということだ。



音響設備を置き、飲食物も準備しなければ。

喫煙所もあるので休憩所としても機能する最重要施設。



搬送トラックを横付けして、機材を降ろし始める。

パワフル細腕のキャサリンが、再び降臨するのだ。

これだけの機材は、Zには絶対に詰めないから、ホント感謝です。



るんるん&もーちゃんの、CUTEでPRETTYな二人が、

テント内の細かいことを手分けして一生懸命やってくれる

おしぼりや箸の準備、紙コップを並べたりね。

男性陣では行き届かないけど、女性はよく気づく。



しかも、二人とも可愛いしスマートで背が高いの!

モデルのようなプロポーションだぜ♪

ねーねー、二人とも本部前の両脇に並んでキャンギャルしない?



そんな華やかな雰囲気に、猛々しい男達が、何故かすごく調和する。



先頭に立って巨体を揺らせて指示を飛ばすじゅん班長。

出陣前の屋敷のように、勇ましく凛々しい姿がカッコいいぜ。
オレもtetsuya.さんも、なにもしなくてもいいってぐらい。

もしかして、オレ達かえって邪魔??



全身で指揮するじゅん班長は、さながら本部守護神だね。
共同作業がダイスキで、いつもホットなハートの彼は、
こういうときはオチャラケ一切無しの、真剣そのものの顔つき。



そのじゅん班長にシンクロするようにMAGNUMちゃんとHeiちゃんが、
まるで風神雷神のように縦横無尽に駆け回る。

テーブルを並べ、冷蔵機を並べ、次々と設置していく。



ひろぽんちゃん&coolちゃん&seiron君の音響特殊トリオは、

バンドプレーによる楽器の扱いや、ミキサー接続経験が豊富だ。

高い機材なので、素人では触れないのだよ。

しかも、ケーブル類が多いので、冷静な性格でないと進まない。



なんかさー、3人が作業している姿が、みょーにカッコイイじゃん?

なんていうのかな、プロっぽいていうか、ギョーカイジンっぽい。

専門用語ビシバシ、横文字の表記バリバリ、あれこれスイッチが付いて…。



~~限られた人数でタイヘンだけどヨロシクね



「あーー、そうっスねェー、ブチブチブチッと刺すだけなんで、慣れてますから」

「大丈夫ですよ、ええ、うんうん、ダイジョウブ、あははー、まかせなさいってば」

「無線マイクの伝搬距離が気になります、指向性を確認しながらやります」



誰がどのセリフなのか、よ~くわかるでしょ?



あっちゃん班長先頭に、CUTTYちゃんやレッツゴーさんたちが、

固定用重りの水を、ペットボトルに汲んでくる。

地道な作業を、黙々とこなしてくれるんです。



tkさん、セイフティーKJさんも、さすが年の功というか、

みんなの動きを見ながら、抜けていそうな部分をサラっとフォローしてまわる。

さりげなく、スマートに、エレガントな動作が、焦る若い人達に余裕を与える。



もう細かい指示なんて要らない、

完全に安心して任せちゃいます。

Z CraZy in the FISCO Episode 16 bookmark Edit

オレ達の心配をよそに、気まぐれな太陽が差し始めた頃、
準備進行は半分ほど完了していた。



順調だ♪



ショップエリア設営完了した班は、本部と場内に分かれる。

そして、入口の準備も始めていた。

ここは、tomiちゃんたちに任せておけば心配ない。



レース観戦でイベント慣れしているし、なんたって沈着冷静。

(※注…たまに信じられないほどオチャメなこともしてくれます)



Forceでお客さんと接触する受付業務をさせたら
去年のお台場で400台を捌いて、
入口を死守した無敵の33&32ペア
“tomiとTaka”のコンビの右に出るモノはいないのだ。

とにかくよく働くtakaぴーも加わり、TTTトリオを結成している。



それにしても拡声器を使っているとはいえ、
やはり喉に負担がかかっているな。

本部から入口受付まで200m以上離れている。

当然、人の顔なんて見分けが付かない。



しかし、目の前の広大な面積のアスファルトの上で、
TZWグループは、これから格闘するのだ。

手伝い参加をしてくれた
鴨川KAZUちゃん、YMTさん、りゅうちゃんがいる。



作業前に、TZちゃんとKOJちゃんが大声で班員を集めている。

20人以上が輪になってミーティングを開始だ。

図面を見ながら、ハルちゃんが重要な地点をマーキングする。

それに乗っ取って、TZちゃん手製の計測アイテムの使用方法を説明。



質疑応答しながら、全員が段取りを頭に叩き込んでいるようだ。

とにかく、ミスがあると取り返しが付かない。

光学測量機があるワケじゃないから、ズレたらおしまい。



ゲームのような、ロールバックもコンティニューの機能もない。



できあがって、完成!…あれ?

となっても、もうやり直す時間がないのだ。



OK!の声とともに打ち合わせが終わると、スタッフ達は持ち場へ向かう。

刑事物のドラマのシーンで捜査員達が一斉に散っていくようだ。

声が届かない距離を、走って移動しながら指示している。



ここは大きく分けて3つの作業に分かれている。

まず、優先席&団体席エリアがある、案内所脇のスペース。

ここを、skyrik事務局長率いる、りく班が仕切る。



100m四方の通常のエリアは、TZW班とKOJ班とやまちゃん班で分担。

最初に基準ラインである、縦方向の寸法を決めるのだが、
これがとにかく、一大事なんですね。



直角と直進がしっかりしていないとだめだ。

動体視力バツグンの高速コンビ、
ぽんちゃん&ひでちゃんにしてみれば

コーナーの進入ラインが見えるから、直線のラインなんてよゆー(TZちゃん風)



夜の湾岸に慣れているスーパーサトシ君は、昼間のロープはよゆー(TZちゃん風)



この縦方向の寸法を、エリアの両端で2本計測する。

ここで決まった縦軸から、各駐車レーンの通路が横に伸びる。

何本も走る100mレーンを平行に作っていくというわけです。



10000㎡の中を、

男達が駆け回るのだ。



なにもない、平坦なアスファルト空間の上に

実に400台以上のレーンを作ったのである。



お見事!



その姿も、記録員ドン平さんが逐一カメラに納めていますね。



ベンチのある休憩スペースには、Forceオリジナルの灰皿が置かれた。

缶本体をぽんちゃんが作り、穴の開いた天板をKOJちゃんが機械工作。



7時半にはゲートオープンしているので、早い来場者を待機駐車場へ案内。

各ショップもテントなどを建て始めている。



いよいよ、ついに、いよいよ、



会場は準備完了になったのだ。

Z CraZy in the FISCO Episode 17 bookmark Edit

出展社ブースも、にぎやかに準備している。

色とりどりのテントをたてて、慌ただしく動き回る人々。

お揃いのお店のジャンパーを着たりして、これは本格的ですね



展示パーツなどを並べると、すご~く雰囲気出ますね~



デモカーの台数が40台近くあるので、

まるでモーターショーかオートサロンだ。



サーキットのピットでは、レースの準備が始まったらしく。
爆音でアクセルを煽る音が、会場にもこだまする。



これだよ、これこれ!

わくわくするじゃん♪



クルマのイベントってのは、こうじゃなきゃ面白くないよ。



では、今日の祭典に大きな花を添えてくれた
参加されたショップさんの紹介に行きましょうか(敬称略)



★ ロブソンレザー Robson Leather (東京)

革を使った内装のモディファイでは一流です。
今回は、TRIDOTのsasagoちゃんのマシンがデモカーとなっています。
バッファローの皮を惜しみなく、ふんだんに使って内装全てを仕上げています。
めちゃくちゃ手触りも良く、カーキ色と赤の組み合わせは、
ゴージャスでありながら、スポーティー。Z33にはぴったりです。
ステアリングの革巻き作業を1名様にプレゼントしてくれました。
http://www.robson-leather.co.jp/company.html



★ パワーエンタープライズ POWER ENTERPRISE (静岡)

ブーステントからスタッフジャンパー、そしてデモカーまで青い色で統一されていました。
とても爽やかな雰囲気のなのですか、展示してあるパーツはビックリ!
石川島(IHI)の巨大なタービンキットやインタークーラー類です。
エンジン内部(コンロッドやクランクなど)も手を入れてくれるし、
Z33のVQ35ターボ化というメニューを持っているぐらい、
ヘビーチューンもこなしているので、パワーユーザー必見
http://power-enterprise.co.jp/top/top.html



★ エニーズインターナショナル ANY'S INTERNATIONAL (兵庫)

ヨーロッパのエアロデザイナー、ドイツの名門STROSEK(シュトロゼック)を
扱うエニーズさんのデモカーは、やはり雰囲気がちょっと違いますね。
アウトバーンで鍛えられら、ホントに300km/hを体感する走りの中で生まれた、
流麗でダイナミックなデザインは、美しいの一言。
特に、あの有名なZ32のリアビューは躍動感たっぷりです。
http://any-s.net/350z/index.html



★ アールエスダブリュ RSW (大阪)

ちょっとレーシーでお洒落な内装パーツを扱っています。
特にカーボンパネルやシフトゲートなど、目に付くところの部品の質感は最高。
室内のインテリアって、運転中は常に見るモノですから、
気に入ったスタイルに拘ると、ドライビングは一層楽しくなりますね。
自分だけの演出をする空間が欲しくなったら、HPを除いてみてください。
http://rsw.ne.jp/



★ オートリアル Auto Real (大阪)

オレのリアスポがこのオートリアルさんの製品です。
こちらの、パーツブランド=リアルスピードのType1なのです。
他にもオリジナルパーツ満載、しかもお手頃のバリュープライス。
最終型風のライトハウジングのメッキ、ルーフスポイラーなど、
いままで欲しかったけど無かった!というパーツがあります。
しかも、今回のイベントでは、大量のプレゼントを出血大放出してくれました。
おもしろい人達なんだけど、クルマへの情熱いっぱいの店員さん達なので、
お店の方にも足を運んでみてください。ちなみに車両の販売もしていますよ。
http://www.autoreal.org/

Z CraZy in the FISCO Episode 18 bookmark Edit

さて、お次のグループは、
Zのイベントや、モーターショーなどでも、
お馴染みの名前が並びますね。



Zという車種にコダワリをもっていらっしゃる。

あるいは、専門にやっているショップさんですね。

ですから、かなりオリジナリティのあるデモカーです。



★ ファイナルフラッグドッグハウス Garage Dog House (静岡)

お台場にも参加してもらった、ドッグハウスさんです。
去年の春野町のK’sミーティングでもお会いしました。
もう顔なじみで、いつも気さくに話しをしてくれます。
でも、代表の鈴木さんは、Zのことをとても熱く語ってくれます。
レインスライダーのように、オーナーの視点に立った商品開発です。
目の付け所が違う彼らは、今回スペシャルマフラーの新作発表してくれました。
今後はZ32のNAのパーツ開発に力を入れるそうなので、ぜひ応援しましょう。
http://www.g-doghouse.co.jp/



★ 東京オート Tokyo Auto (神奈川)

言わずと知れたZ32専門店ですね。Z32の車両在庫数はスゴイ!
映画SPEEDMASTERにおいても、車両の作成に協力してもらいました。
場所も神奈川の相模原、16号沿いという絶好のポジションで、
特に関東や東海地域のオーナーさんにとっては行きやすいですね。
とても紳士的な、小村さんが笑顔で迎えてくれますよ。
Zを探すならば一度は相談してみるといいでしょう。
%%http://www.tokyoauto.co.jp/z32/%%

(注:上記は当時のもの
現在は『Zone』 http://www.z32-zone.com/ )



★ ダムド DAMD (神奈川)

33の新鋭モディファイで、一目見たら忘れられないデザインのエアロです。
アメリカンでありながら、どこかクラシカルに仕上げています。
バイパーとキャデラックをミックスしたような、かつて無いデザイン。
デモカーも白か黒にまとめて、メッキのアクセントが高級感を醸し出す。
http://www.damd.co.jp/



★ セントラル20 Central20 (東京)

いまさら何も語る必要はありませんね、Zに乗る者ならば誰もが聞いたことあります。
歴代Z全てを知り尽くす柳田氏率いる、かの有名なセントラルさんです。
Zのメンテナンスに関しては絶大な信頼がありますね。
ライトチューンから、オーバーホールまでZの“再生”はお任せです。
Forceメンバーも、リビルトエンジン載せ替えなど御世話になっています。
また、チューニングロムCPUは性能バツグンです。
http://www.central20.co.jp/



★ ウェーバースポーツ WeaberSports? (兵庫)

エアロの新たなる流れ、ヨーロピアンスタイルの33デモカーです。
まるでコンセプトカーのようなデザインのエアロは不思議な雰囲気を漂わせる。
未来派指向のカラーリングなども、思わず目を引きますね。
獰猛な肉食獣のような荒々しさと、海洋哺乳類のような柔らかさが、
見事に組み合わされたような印象は、シャチや鮫のイメージですね。
http://www.webersports.jp



★ 尾林ファクトリーグループ ワークスベル&小倉クラッチ&MSYガレージ (東京)

超弩級のモディファイに圧倒される尾林チームのマシンは、
白のマジョーラカラーに塗られた33です。そう、七色に輝くボディ。
とにかく、エンジンから内装からオーディオまで、これでもか!
と言うぐらいに手を加えてあり、ものすごい高次元でのバランスがバツグンだ。
おそらく、どんな仕様のオーダーでもこなしてしまうのではないだろうか。
本当の意味でのカロッツェリア(工房)と言える技術集団である。
http://www.obayashi-f.jp/
http://www.oguraclutch.co.jp/orc/orc_index.html
http://www.worksbell.co.jp/index2.html

Z CraZy in the FISCO Episode 19 bookmark Edit

こちらのグループも、特徴的ですよ。

Zという車種に捕らわれずに、自分たちの技術の究極を目指している。



特にボディ周りに関することには、自信ありというショップさん。



バイナルデザイン、フルラッピング、ボディメイキングや、

カラーリングへの熱意、刺激的なエアロデザインなど、



“見て”、“魅せられる”という華やかなエリアに、皆さんを誘います。



ドラッグ用のパイプフレームなども、普段見られないから絶好のチャンス♪



★ エスコート ESCOAT (埼玉&宮城)

エンジンチューンの老舗中の老舗、ドラッグマシーンの専門ショップ
80年代後半~90年代のハイパワーチューンの先陣を走っていた。
ボクの現役時代には、エスコートという名前を知らない奴は、チューニングを語れない。
10秒以下の一瞬で決まる勝負に、すべてを掛けるという世界は想像を絶する。
高出力エンジンには高剛性ボディでなくてはならない。
持ってきたデモカー4台は、他を寄せ付けない存在感のマシンでした。
特に2台のZ32は、ホンモノのドラッグモンスターでしたね。
ボク達のマシンと同じエンジンのはずなのに、VGの基本レイアウトだけが共通だった…
http://www.escort-jp.com



★ じみぐるま。研究所 通称じみ研 (大阪)

バイナルアートの世界の風雲児、Zオーナーでもある、じみぐるま。氏 
他には見ることのできない、彼だけの独創的なデザインだ
メカアニマルキャラとメタリックを使った模様は特に秀逸で、
オーナーの趣味とクルマの形状とボディ色を見事に生かしている。
SPEED MASTER出演のcool氏所有の“リオ号”のパンサー(豹)も彼の作品。
Z以外どころか、スポーツカーでなくてもデザインしてくれる奇才なのだ。
すでに、この世に17台のマシンが生み出されている。
http://www.geocities.jp/jimiguruma/



★ トミークラフト Tomy CRAFT (東京)

とのかく、ボディへ“貼る”ことならなんでもおまかせという、
いま流行のアートワークを専門とするショップです。
しかも施工技術もすばらしく、Zのフルバイナルを3時間程度で仕上げる。
話によると、施工スタッフは、飛行機でも船でも貼るという。
ポケモンジェットの作業まで経験していると言うからオドロキだ。
当日も180SXのフルラッピング(カッティングシートの全面施工)で、
まるで全塗装したように色を変える作業実演にて、テクニックを披露してくれた。
じみ研デザインのリオ号のバイナルも、こちらで実施してもらったのだ。
http://www.silsil.net/tomy/



★ カーウェアハウス天 Car WearHouse? TEN (山梨)

色と造形の芸術家集団、Forceメンバーも御用達になっているボディショップだ。
ピンクとバイオレットに妖しく変化する、cool氏のリオ号はここで作られたのである。
そしてあの色を調合したのは、欽ちゃんこと天野氏と、仲間のシンヤ氏だ。
イメージした色のサンプルをその場でブレンドし、テスト塗装してくれる。
じっくり相談に乗ってくれて、色決めする楽しさ味わわせてくれるショップです。
フェンダーの叩きだし板金による造形と、カット加工が醸し出すアクセントも自慢だ。
夜と昼で全く違う趣を演じるマシンを作ることが得意としている。
色艶と、段差の影が作る陰影に魅せられた、妥協を許さないオトコ達の集まりです。
Kazube号、シルバニア号、Rey号もここの作品である。そして今もZ1台作成中だ。
http://www.cwh-ten.com/index.html



★ ファイナルコネクション Final Konexion (東京)

Force代表のtetsuya氏が乗るZがデモカーだ。
33のフロントマスクを思わせるエアロバンパー、直線基調のサイドステップ、
オリジナリティーのあるデザインが、Z32をちょっと不良っぽい雰囲気に変える。
特に、やや音量の大きいマフラーは、おとなしいパーツが多い時代に一石を投じる。
細かいこと気にする前に、乗っていて目立つことが楽しいと思わせる1台だ。
優等生なんてつまらない、自己主張こそが愛車だという手本だ。
パーツ類も価格設定が低く抑えられているのは、若い人にはウレシイよね。
http://finalkonnexion.co.jp/top.html

Z CraZy in the FISCO Episode 20 bookmark Edit

いよいよ最終エリアにお越しいただきました。

ハードな内容が続きましたが、
最後はオシャレにいきましょう。

オーディオ、エクステリアパーツなど、身近に興味の沸く内容ですね。

フルチューンはちょっと…

でも、やはり自己主張と満足は欲しいよね。

内外装をラグジュアリーにキメる。

輸出用のパーツで、小技のアクセントがキラリと光る。

気に入った音楽を、気持ちいい音で鳴らす。



でも、デモカーのエンジンフードを開けると…

“走り”への気持ちも覗かせてくれますね。

ライトチューンから、スペシャルキットまでたくさんの品揃えもあり。



いろんな角度から、自分の気に入った方向性を見つけられたら…
そんな多彩なショップさんを集めてみました。



★ スミデン・フィール Feel (山梨)

サウンド&セキュリティーならここ! Feelにお任せです。
とにかくどんなクルマにだって、施工してしまいます。
HPを見るとお客さんの写真がありますが、とにかく車種豊富。
そこに、様々な要望のオーディオセットを装着するのだから、
組み合わせは千差万別、1台たりとも同じマシンは無いでしょう。
簡易ユニットからフルスペックコンポまで、すべてこなしてくれるでしょう。
http://www.sumi-den.com/feel_secu/index.html



★ ミッション MISSION (栃木)

エクステリアにちょっとてを加えたくなるときってあるよね。
外装にアクセントをつけるパーツを得意としているのが、ここ、ミッション。
純正のフォルムを崩さずに、さらにパンチを効かせたスタイルに変化する。
仕上げりの良さも自慢の一つで、フィッティングには自信あり
特にカーボンパーツ類が豊富なので、スパルタンなクルマにしたい方は是非。
http://www7.ocn.ne.jp/~missions/



★ レヴォルフェ エス・アー Revolfe S.A (神奈川)

レボルフェと言ったら、あの湾岸MidNight?に出ていた、
パープルのZ32がイベントではいつも登場して有名なのですが、
今回は、なんとニューマシンを披露してくれました。
ホワイトマジョーラに、トレードマークのAbflugのロングバンパーのZ32
それと、Z33も作ってきたのですよ。
代表の溝田さん本人が、猛烈なZフリークという、まさにZショップです。
http://www.revolfe.com/



★ HKS (静岡)

なにも説明することがないくらい、有名ですね。
チューンやモディファイに興味が無くても、車を好きで乗っているなら、
このアルファベット3文字のロゴは見たことがあるはずだ。
トータルチューンドパーツメーカーであり、テクニカルショップでもある。
サーキットはもちろん、ゼロヨンあり、最高速トライもあり、
峠のワインディングから街乗りまで、どんなシチュエーションでも
ベストマッチなマシンを作ってしまう。しかも全国に展開しているのだ。
TRUST、BLITZと並んで、現在のチューニングの礎を作った、偉大なメーカの一つです。
http://www.hks-power.co.jp/



★ ダットサンフリーウェイ DATSUN FREEWAY (千葉) 

本家日産自動車を凌ぐ情報量を誇る、Zオーナーのオアシスです。
S30のパーツなど、いまではアメリカでしか入手できない部品まで、
輸入をしてくれて、その品揃えには驚かされますよ。
時には作ってしまうというから、心強いですね。
歴代Zのランプ類やエンブレムなど、またマニアックなパーツが絶対に見つかる。
歴史のあるマシンで愛好家がいるZだからこそ、この存在価値がわかるのです。
http://www.datsun-freeway.com/index.html


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